かつての靴工場が、若い才能集まるシェアアトリエに!—シェアファクトリー浅草

kumiko

13.07.25

昭和の製靴工場から生まれ変わった、若手クリエーター達の共同・協業施設“シェアファクトリー浅草”が数々のメディアから注目される、独自でエキサイティングな展開をしています。
ぜひこのパイオニア的活動を皆さんに知っていただきたいと思います。


(写真左:H.P.FRANCEのグラフィックデザイナーによってデザインされたパンフレット/
写真右:シェアファクトリー浅草入り口付近)

靴作りにとどまらない多才なクリエイティブ集団

会員制の本施設ではプロであれ、学生であれ、チャレンジ精神旺盛で自分の手によるものづくりの成果をあげられる人なら会員になれます。ここはクリエーター達の「切磋琢磨の道場」(後述の武田和芳社長のことば)なのです。

オープン当初は靴作りのための施設でしたが、現在は、靴デザイナーはもちろん、鞄、帽子、生花、Webデザイナー、また問屋業など、初の試みであるにもかかわらず本チームの中で挑戦したいという人達が集まっています。そしてチームとしての可能性が多様化しはじめました。

2012年3月15日にオープンして早くも約半年後に審査が厳しいといわれるroomsから展示のオファーがあり、以来メジャーバイヤーから注目され、銀座松屋・新宿小田急での受注会へ出展しています。現在毎週行われている東京ソラマチ(東京スカイツリータウン内の商業施設)での実演販売など、どんどん外へ向けて発信しています。

“シェアファクトリー浅草”というアイディアの始まり

1947年創業の紳士靴量産(日産700)工場をその先見の明で既に10年前にクリエーターの人達の共同・協業施設へとリニューアルさせるアイディアを思いつき、2012年3月に“シェアファクトリー浅草”として実現させたのが武田製靴株式会社の武田和芳社長です。

武田社長が会社を継いだ約20年前から日本での靴量産への懸念が加速し、中国・他アジア諸国に取って代わられることが明らかである中、「どうしても浅草での靴作りを残したい」という気持ちが出発点だったそうです。

そこからの第一歩目が、今まで全て分業だった靴生産過程を改め、若手靴職人を雇って1対1の接客・デザインから靴の完成まで全てを担うカスタマイズオーダーサービスの付加価値をつけることでした。お客さんはオーダーしている目の前で機械が動いている臨場感を楽しんでいたそうです。

そしてこの雇われていた若手靴職人さん達が徐々に独立・引退し始めたころ、2011年の東日本大震災が起こり、ずっとあたためていたアイデア“シェアファクトリー浅草”実行の決断に至ったそうです。工場リニューアルにあたり、それまでの顧客達は今まで以上に靴のデザインの選択幅が広がるということで支えてくれたのだそうです。

そして、いよいよ2012年3月15日に“シェアファクトリー浅草”として公式にオープンした時はなんと、会員はたった1人の靴のデザイナーだったそうです! 1年4ヵ月後の現在、会員は9人となりまだまだ増える勢いのあることを考えると、短い間にすごい成長を遂げています。

“シェアファクトリー浅草”のブレない柱

クリエーターからただ家賃をとるだけの施設なら他にもありますが、“シェアファクトリー浅草”はクリエーター達が安心して働ける為の保険に入り、機械のメンテナンスも行い、クリエーターのビジネスが前に進むことを支援するのが大前提になっています。

武田社長がとてもクリエイティブな考え方をしていて、クリエイターが使い易いようにどんどん運営を改善する方針であり、“シェアファクトリー浅草”というチームとしての価値の向上を考えているとおっしゃっていました。

興味のある方、チャンスを狙っている方、ぜひ“シェアファクトリー浅草”に訪ねてみてください。
現在、会員は数名募集しています。

詳細情報

シェアファクトリー浅草
武田製靴株式会社
住所:〒111-0032 東京都台東区浅草5-41-1
Tel:  03-3875-1001
Email: sfa@magical.co.jp
Website: http://www.magical.co.jp/sfa/
Blog: http://ameblo.jp/shoes-share-factory-a/