ヒガシ東京神社めぐり vol.4 ―今戸神社

yuka

13.09.17

神社には、商売繁盛・夫婦円満・健康祈願などなど、それぞれさまざまなご利益があります。なかでも女性を中心に人気なのが“縁結び”ですよね。浅草にも縁結びにゆかりのある有名な神社があるんです。

それは浅草駅から歩いて約15分。台東区今戸にある今戸神社です。

今戸神社の昔話

(写真:1971年(昭和46年)に造営された権現造りの社殿)

(写真:1971年(昭和46年)に造営された権現造りの社殿)

七福神のひとつ、福禄寿(ふくろくじゅ)をお祀りしている今戸神社。1063年(康平6年)、源頼義・義家父子が奥州の阿部貞任(あべのさだとう)と宗任(むねとう)の討伐を祈願し、鎌倉の鶴ヶ丘と浅草今之津(現在の今戸)に京都の石清水八幡を勧請(かんじょう)したのが始まり。当時は「今戸八幡(いまどはちまん)」として親しまれていました。

社殿は幾度となく戦乱兵火に遭っています。しかしその時代ごとに再建され、同地を見守り続けてきました。

招き猫が恋を招く?!

今戸神社には、日々良縁を求める人の姿が絶えません。

というのも四柱の御祭神のうち、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)は夫婦。日本の国土を創り、諸神を産み、山海や草木を生したといわれる男女の神々で、古くから産霊(むすひ)の神として崇められてきました。それもあって、いつしか縁結びにご利益があるといわれるようになったそう。

(写真:大人ほどの大きさがある、立派な夫婦招き猫)

(写真:大人ほどの大きさがある、立派な夫婦招き猫)

また、今戸と言えば素焼きの今戸焼が有名ですが、招き猫発祥の地ともいわれています。

江戸末期、浅草に住む老婆が貧しさゆえに愛猫を手放したところ、夢枕にその猫が立って告げました。「私の姿を人形にしたら、必ずや福徳を授かる」と。そこで老婆が横向きで片手を挙げた猫の人形を作り、浅草寺の参道で売り出してみたところ大評判! 今戸焼で作られるようになったのだとか。

右手をあげる招き猫は「人とのご縁を授ける」といわれ、夫婦の招き猫が“良縁”を招いてくれています。

(写真:社務所に並ぶ、お守りの数々。ほとんどすべて、招き猫がモチーフです)

(写真:社務所に並ぶ、お守りの数々。ほとんどすべて、招き猫がモチーフ)

ありがとうの気持ちをおかえし

境内で招き猫と同じくらい存在感があるのが絵馬。

絵馬といえば祈願成就が一般的ですが、今戸神社では祈願絵馬の願いが叶うと神様に成就を報告する“成就絵馬”を納める習わしがあります。絵馬掛けには祈願絵馬と同じくらい成就絵馬が奉納されており、今戸神社のご利益を実感することができますよ。

(写真:大きな木をぐるりと囲む成就絵馬)

(写真:大きな木をぐるりと囲む成就絵馬)

駅からはちょっと歩きます。けれどその道々は、浅草の日常を感じられる静かな通り。テクテクのんびり訪れたい神社です。

詳細情報

今戸神社
住所:東京都台東区今戸1-5-22
電話:03-3872-2703
参拝時間:9:00〜17:00
http://members2.jcom.home.ne.jp/imadojinja/T1.htm